組合とは (その2)
学内で唯一の労働組合
群馬大学教職員組合は,結成50数年の歴史がある,群馬大学内で唯一の労働組合です。昭和・荒牧・桐生の各キャンパスに支部があり,各キャンパスの実情に応じた活動をしています(各支部の活動については,支部のサイトをご覧ください。昭和地区支部│荒牧支部│桐生支部)。
全体をまとめる組織として,中央執行委員会があり,各支部から委員が出ています。大学法人との団体交渉や,組合全体に関わる問題はここで担当します。詳しくは組合の規約を見て下さい( → 規約へ)。
残念ながら,群馬大学教職員組合はまだ過半数組合ではありませんので,各事業場には組合とは別の代表委員会という組織があり,過半数代表者を選出しています。大学法人は,就業規則を変えたり,36協定(サブロク協定−週40時間以上の超過勤務を定めた労使協定。労働基準法36条に基づくのでこう呼ばれます。)を結んだりするときには,過半数代表者からの意見の聴取を義務づけられています。しかし,交渉を義務づけられているわけではありません。大学法人と交渉できる労働者の組織は組合しかありません。
法人化後の主な成果
群馬大学教職員組合は,大学法人との間に労使協定をいくつか結んでおり,団体交渉を通じてこれまで重要な成果をあげてきました。法人化後の主な成果に次のものがあります。
- 出題手当(出題主任8万円、出題委員5万円)を実現(2018年度より)。採点手当については引き続き交渉中。
- 実態に合わない副課長・副事務長の管理職扱いを撤廃(2018年度より)。
- 人事院勧告と同水準の期末・勤勉手当の追加支給獲得(2017年度)。
- 入試手当(一律1万円)を実現(2013年度より)。出題手当・採点手当については引き続き交渉中。
- 教育学部附属学校園教員の給与水準を改善し,県と同じレベルに引き上げ(2007年度より)
- 人事院勧告追従による理不尽なキャンパス間の賃金格差阻止(地域手当・全キャンパス3%支給を獲得)
- 非常勤職員への夏季特別休暇,パート職員への忌引休暇の導入
- 非常勤職員への育児休業(最大3年間)・介護休業(最大90日間)の導入
- 医療系日々雇用職員の常勤職員化
- 一般職系日々雇用職員の常勤職員化にむけた特別選抜実行の確約